将来のことまで視野に入れて、自分に合う職種を見つけよう!
業界研究と並行して、職種研究も進めていきましょう。「新卒者の3割が入社3年で離職する」と言われる今の時代。原因の1つは、「イメージしていた仕事と実際の内容が違っている」ことにあります。
世の中にはたくさんの職種があり、同じ職種でも企業によって内容が異なる場合もあります。「どのような仕事をしたいのか」「どのように成長していきたいのか」を明確にし、それを実現できる職種を見つけることが大切です。まずは、どのような職種があるのかを見てみましょう。
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● 文理不問の企業も増えている! |
志望職種を検討する際に、どうしても「文系だからこの職種」「理系だからこの職種」と考えてしまいがちです。しかし、募集職種で文系・理系を問わない企業も増えています。 まずは先入観を持たずに、どのような仕事がしたいかを考えてみるとよいでしょう。 |
職種のことが分かってきたら、自分に合う職種を探していきましょう。ポイントは、3年~5年後にどのようになっていたいかという「キャリアビジョン」をイメージしておくことです。入社直後の自分だけではなく、「3年後にはこんなことがしたい」「5年後にはこういうポジションについていたい」という明確な目標を持ちましょう。
その上で、自己分析の結果を参考にしながら、どの職種であれば自分の力を発揮でき、夢や目標を実現できるかをしっかりと検討して、志望職種を見つけていきましょう。
● どのような仕事がしたいか
● 自分の強みやこれまでの経験を活かすことができるか
● 3年後、5年後のキャリアビジョンがイメージできるか
業界によって、存在する職種は異なります。どのような仕事をしたいかは、志望業界と合わせて考えてみると良いでしょう。以下の2点を意識して、研究を進めていきましょう。
● どの業界で働きたいのか(=業界研究)
● その業界で、どんな仕事がしたいのか(=職種研究)
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● キャリアビジョンを持っておけば、 志望動機にも深みが出る。 |
キャリアビジョンをはっきり持っておけば、「将来、御社にこういう形で貢献できる」という明確なアピールができ、志望動機にも説得力が増します。 |
「志望業界」と「志望職種」を同時に考えてみましょう。同じ法人営業でも、もちろん業界によって取引先は異なります。「自分がその業界に入った時、どのような企業が取引先になるのか?」「その業界内で、各職種はどのように関わっているのか?」などを理解すると、自分が企業に入って働く姿が見えてくるでしょう。下記のように、業界×職種の志望度を表にまとめておくと、企業を探しやすくなるのでお勧めです。
ある程度の自分の姿が見えてきたら、次は企業研究に入っていきます。ここで大切なのは、実際の仕事内容を正しく理解すること。同じ業界の同じ職種でも、企業によって内容が違うこともあります。また、社風や働く条件なども企業によって異なります。次ページからの「企業研究をしよう!」を参考にして、志望企業を見つけていきましょう。
将来は管理職としてその企業を支える役割を担うことが求められる存在。
転居を伴う転勤・異動も考えられる。
基本的に転居を伴う転勤・異動がなく、地域(エリア)が限定された総合職。
総合職に比べ業務や昇給・昇格の範囲が狭められていることが多い。
事務的な仕事が多く、基本的には転居を伴う転勤・異動がほとんどない。
最近では、事務職、エリア別採用職と呼ばれることもある。
ただし、企業によってその定義は異なる。