エントリーとは、企業に対し「就職先として興味を持っている」という意思表示として、自分の氏名やプロフィール、連絡先などを企業に伝えることです。多くの場合、就職情報サイトや企業ホームページにエントリーのための専用ページがあるので、必要事項を入力して送信することでエントリー完了となります。その後エントリーした企業からは、今後の選考スケジュールの詳細や、資料などが送られてきます。エントリー開始時期やエントリー後の流れは企業により異なるので、しっかりチェックしましょう。

エントリーの方法

就職情報サイト

　就職情報サイトを利用すれば、多くの企業に効率的にエントリーをすることができます。業種や職種など希望の条件に合った企業を選び出すことができるなど、便利な機能も備わっています。

　また、就職情報サイトに「会員登録」しておけば、エントリーのたびに氏名・住所・大学名などの項目を入力する手間が省けるので、就職活動スタート時にぜひ会員登録しておきましょう。

「情報の集め方」で、主な就職情報サイトをチェックしよう！

企業ホームページ

　自社のホームページでエントリーを受け付けるという企業も数多くあります。採用活動を行っている多くの企業が、ホームページに採用情報に関するページを設けています。その採用情報ページにエントリーフォームがあれば、指定の項目を入力して送信することでエントリー完了となります。送信する前に、入力した内容に誤りがないか必ず確認しましょう。

就職情報誌やDM のハガキ

　就職情報誌や、企業から送られてくるDMについているハガキから企業へエントリーする方法もあります。なかには、複数の企業名が記載されており、興味のある企業にチェックを付けてポストへ投函すればエントリー完了、という便利なハガキもあります。

その他

　就職情報サイトや企業ホームページなどに採用情報が掲載されていなかったり、エントリーフォームが用意されていない場合は、企業の採用担当者宛に直接電話やEメールで問い合わせてみましょう。

　求人票による募集の場合は、応募方法が求人票に記載されているので、その内容に従ってエントリーしましょう。

受付期間に注意して、早めのエントリーを心掛けよう！

　各企業は、それぞれの採用スケジュールをもとに採用活動を行っており、そのスケジュールに沿ってエントリーの受付開始や締切を設定しています。「エントリーしようとしたら受付がすでに終了していた」ということがないように、余裕を持って早めのエントリーを心掛けるようにしましょう。

あまり絞りすぎず、幅広くエントリーしよう！

　あまり志望度が高くなかった業界や職種でも、説明会や選考に参加するうちに関心が湧いてくるということはよくあります。エントリーする企業を絞りすぎて、後になって慌てて追加エントリーするということがないように、初めは幅広い視野を持ち、多めにエントリーしておきましょう。ただし、やみくもにエントリーしすぎて、その後の対応ができなくなるのも問題です。ある程度の企業研究を行った上で、自分で管理できる範囲でエントリーするようにしましょう。

重複エントリーは避けよう！

　就職情報サイトや企業ホームページ、就職情報誌など、数ヶ所に採用情報を掲載している企業もあります。いずれか1つの方法でエントリーすれば、エントリー者として登録されるようになっています。重複エントリーは、採用担当者が同姓同名の学生からのエントリーだと誤解してしまうこともあり、かえって採用担当者の手を煩わすことになるので避けましょう。

エントリー後の流れは？

　エントリーが完了すると、企業から選考に関する連絡や各種案内メール、また会社案内などの資料類が届きます。選考において重要な情報ばかりなので、必ずチェックし、案内に従って選考へと進んでいきましょう。

　就職活動が始まると、企業からさまざまなメールが届きます。会社説明会の日程やエントリーシートの締め切りなどが記載されていることもあるので、見逃すことのないよう、細心の注意が必要です。