インターンシップに参加して、業界・職種・企業を肌で感じよう!
企業の中で職業体験ができる制度をインターンシップ制度と言います。近年、インターンシップを行う企業が増加しており、多くは夏休みや冬休みなどの長期休暇中に実施されます。実施期間は5日だけの場合、2週間の場合など、企業によってさまざま。あくまで就業体験をすることが目的であるため、アルバイトのように給与が支払われることはあまりありません。
インターンシップには下にあるようにたくさんのメリットがあります。中でも大きいのが、企業で「働く」ことを実際に体験して感じることができる点です。その意味で、業界・職種・企業研究の有効な手段と言えるでしょう。
● 「働くとはどういうことか」を実感できる
● 業界・職種・企業研究に役立つ
● 自分の適性を知ることができる
● 社会人としてのマナーや適応力を身につけることができる
● 面接などでの自己PRの材料になる
インターンシップに参加する時は、目的意識をしっかりと持ちましょう。「みんなが参加しているから」「有名な企業だからなんとなく」といった受け身な姿勢で 参加しても得るものはありません。インターンシップを通じて自分がどう成長したいのか、何に対して理解を深めたいのかといった、自分なりの目的意識を必ず持った 上で参加するようにしましょう。積極的に取り組んだインターンシップの経験は、積極力のある自己PRや志望動機にもつながるはずです。
● インターンシップは高倍率。 しっかりとした目的意識を持って選考に臨もう! |
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インターンシップには書類や面接などの選考があり、人気企業ではかなりの高倍率になることもあります。「これをやりたい!」という明確な目的意識を持って選考に臨みましょう。 |
インターンシップの内容は企業によって異なりますが、大きく分けると以下の2つがあります。
一定のカリキュラムに沿って、会社や組織についての説明を受けた上で、さまざまな職種を体験する方式です。これにより、その会社の仕組みや仕事の流れをつかむことができます。
「新しい企画を提案し、採用される」といった目標に向けてチャレンジする方式です。この場合、内容がかなり実践的になり、その職種の難しさや達成感などを肌で感じることができます。
インターンシップに応募する方法は、大きく分けて3つあります。
インターンシップを実施している企業の場合、企業ホームページの中にある採用情報ページに応募方法が記載されていることがあります。
就職情報サイトやインターンシップ専用サイトに、たくさんの企業のインターンシップ情報が掲載されています。
インターンシップを実施している企業を紹介してもらえる場合があります。
インターンシップに参加するためには、書類選考やグループディスカッション、面接などの選考をクリアしなければなりません。インターンシップの選考では、学生時代に頑張ってきたことや自己PR、インターンシップへの参加理由などが問われます。先に述べた自己分析はもちろん、業界・企業・職種研究もインターンシップの選考前に進めておくことが大事です。就職活動の予行演習のつもりで取り組むようにしましょう。また、選考に落ちても、本採用試験にはほとんどの場合、影響はありません。
一般的なインターンシップの流れを見てみましょう。この表では、3年生の夏期休暇を利用して参加する場合の一般的な流れを記載しています。細かいスケジュールや内容は企業によって異なるので、情報源をもとに詳しく調べることをお勧めします。