自己分析から「業界・職種・企業」へ

やりたいことは何なのか? 自己分析で知った“自分”が何を志望するのかを見つけよう!

自己分析は業界・職種・企業につながる

「こんな仕事がしたい訳じゃない」「働いてみたら、自分のイメージと違った」。自己分析が不十分で、本当にやりたいことが分からないまま就職してしまうと、結果的にこのようなミスマッチを引き起こしてしまう可能性があります。これを防ぐためにも、業界や職種、企業を選ぶ上で大切にしたい「軸」を決めておきましょう。何千・何万社ある企業の中で、入社するのは1社だけ。自己分析を通じて、働く上で大切にしたい「軸」をはっきりさせ、それに合った業界・職種・企業を見つけましょう。

好きなこと、興味のあることから自分の「軸」を見つけよう

「これに関わりたい」「これをやってみたい」「これは外せない」と思う「軸」を、自己分析で出た好きなことや興味のあること、行動パターン、信念、将来なりたい自分像、理想のライフプランなどから探していきましょう。そして、探し出した自分の「軸」は、業界・職種・企業のどれに当たるのか考えましょう。この作業は、業界・職種・企業研究を行いながら考えていくと良いでしょう。大切にしたい「軸」に合う業界・職種・企業は数多く出し、そこから絞っていきましょう。

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point ● 大切にしたい「軸」がたくさんある場合は、優先順位をつけよう。

こだわりが沢山あっても、全てを満たす会社は存在しないでしょう。それよりも「自分がこだわる理由」から整理し、「絶対に譲れない」「できれば満たしたい」などの優先順位をつけることが大切です。目安は、それぞれ3つ以内くらいが良いでしょう。

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業界・職種・企業を研究しながら考えていこう

 「パソコンに興味がある」と言っても、その関わり方は「作る」「売る」「使う」などさまざまです。業界や職種、企業についての知識がないと、自分の抱いているイメージに頼りすぎてしまい、後になって「こんな会社もあったんだ!」と後悔することになります。そうならないためにも、業界・職種・企業研究を進めながら、自分の「軸」を落とし込んでいきましょう。そうすることで、進みたい方向が見えてくるでしょう。

興味の変化も大切に

 これから、説明会やOB・OG訪問、選考などを通じて、直接企業と関わる機会が増えてきます。さまざまな人の話を聞き、視野が広がることで「この仕事、実はおもしろいかも」「この会社に興味が出てきた」と、興味や関心が以前と変わることもあるかもしれません。自己分析の結果も大切ですが、それはあくまでも就職活動前の自分が行ったこと。自分の「軸」は大切にしながらも、直接話を聞いて「やってみたい」と感じたその感覚は、ぜひ大切にしてください。