過去の振り返りから、自分の長所・短所を明確にし、さらには将来像も考えてみよう。
自己分析では、「自分は何ができるのか」「強みは何か」を考えることが重要です。ここで大切なのは「自分の長所と短所をきちんと理解する」ということ。長所はそのままアピールにつながりますが、短所についても、別の角度から見たり、「それをどう克服してきたか」という視点で見ると、長所につながることがあります。長所だけでなく、短所にも向き合うことで、自分の強みをきちんと理解しましょう。
前述のとおり、少し見方を変えるだけで、短所が長所になることもあります(下の図参照)。さらには、短所を克服しようと努力しているのなら、その努力が長所になるので、前向きな姿勢で長所・短所を整理していきましょう。
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● 価値観や志向は人それぞれ。 「自分の基準」を大切にしよう。 |
長所や短所、将来について考えることは、就職に対する「自分の基準」を明確にすることにつながります。正解というものはないので、ポジティブな気持ちで進めていきましょう。 |
過去の自分、長所・短所と向き合うことで、少しずつ現在の自分が分かってきたのではないでしょうか。
就職活動は、将来に大きく影響を与えるものです。次のステップは、「こんな風に働きたい」「こんな人になりたい」など、「将来なりたい自分」を想像してみましょう。これまでの作業を通して、将来の自分を自然とイメージできるようになっているかもしれません。うまく想像できなければ、尊敬する人などを思い浮かべてみるのも1つの方法です。
自分の仕事としてこだわりたいポイントや成し遂げたいことなどを具体的に考えてみましょう。この作業は、業界・職種・企業研究を行う上でも役に立ちます。
● 専門的な技術を身につけたい
● 社会に役立つ仕事がしたい
● 影響力のある仕事がしたい
● 会社に貢献したい
● 高い収入を得たい
人生は仕事だけではありません。家族、結婚、趣味などプライベートも考えてみましょう。
● 友人との関係をおろそかにしたくない
● 早く結婚して、仕事と家庭を両立させたい
● 習い事は週1回できるようにしたい
● 趣味の時間を大切にしたい
仕事とプライベートから、「なりたい自分」を思い描いてみましょう。そして、自分の理想に近づくために「今の自分に何が足りないか」「何を伸ばしていけば良いか」を考えましょう。
● 仕事とプライベートを両立させたい
● 趣味を楽しむために仕事をしたい
● 子どもが生まれても仕事をしたい
● 仕事一筋で定年まで働きたい
大切なのは、全てのSTEPで「それは何故」をこれ以上掘り下げられないというところまで考え、言葉にすることです!