現在の自分は、過去の自分の延長線。熱心に取り組んだこと、困難を乗り越えたことなど、過去の経験から自分の魅力を見つけよう!
今の自分は、過去のさまざまな体験を通じて作り上げられたものです。過去の自分と向き合わずに、今の自分を語ることは難しいでしょう。では、どうやって過去の自分と向き合えば良いのでしょうか?
まずは、過去をふり返って印象に残っている体験を書き出していきましょう。書き出すことで、頭の中だけにある記憶が、きちんと整理されていきます。大学時代にあったことが最も身近ですが、なければ高校、中学校、小学校とさかのぼっていきましょう。エピソードは、学校や家庭、アルバイト、趣味など何でもかまいません。ただし、単に「アルバイトをがんばった」だけでは、ただの事実に過ぎません。どうがんばったのか、その体験から何を得たのか、なぜがんばろうと思ったのかなど、過去の自分の行動に「なぜ?」と問いかける視点が大切です。
過去の行動を丁寧に見直し、あなたの考え方や潜在的に大切にしている価値観、好きなこと、得意なことなどを見つけていきましょう。
まずは箇条書きで、さまざまな分野での経験を書き出していきましょう。
※Aさん(男性)の記入例を参考にしましょう。
書き出したら、特に熱心に取り組んだことや苦労を乗りこえたこと、大切にしてきたことなどを中心に、それぞれのエピソードをさらに深く掘り下げていきましょう。だんだん自分の行動パターンや価値観、考え方、強みが分かってきます。
※掘り下げる例は、「自己分析から「自己PR」へ(例)」に掲載しています。
● コツは「特に印象に残っている時期」を重点的に振り返ること。 | |
「いったいどこまでさかのぼるの?」と思う人も多いはず。印象に残っているエピソードが多い時期や、現在の自分に影響を与えた時期などを重点的に、時間をかけて振り返りましょう。 |
● すぐに全てのことは思い出せないものです。じっくり何日もかけて書き出していきましょう。
● 不得意なことや失敗したことも書き出してみましょう。「以前の自分」と「乗り越えた後の自分」を対比させると、アピールポイントが見つかります。
● 忘れてしまっていることもあるかもしれません。家族や友人にも聞いてみましょう。
これまで経験してきたことやがんばったこと・苦労してきたことなどを、思いつく限り箇条書きで書き出してみましょう。
※思いつく限り書き出したら、次は各エピソードを具体的に掘り下げていきましょう。