面接に向けて、印象の良い話し方、社会人としての基本的なマナーを身につけよう。
立ち居振る舞いや話し方によって、相手に与える印象は良くも悪くも変わります。良い印象を残すため、以下のような行動や態度、話し方に気を配り、胸を張って面接に臨みましょう。ポイントは「明るく」「元気よく」「礼儀正しく」振る舞うこと。失敗を気にしすぎたり、マナーにこだわって固くなりすぎないよう注意しましょう。相手を敬って、それを示そうと努力する姿勢があれば、その気持ちはきっと相手に伝わります。
ぼそぼそと聞き取りにくい声や暗い声は、あなたの印象を悪くしてしまいます。自信がないと、つい声が小さくなってしまいがちですが、普段から大きく明るい声で話せるように練習しておきましょう。
普段から猫背やうつむきぎみの人は要注意。自信がなく、やる気が感じられないと受け取られることもあります。背筋を伸ばして胸を張り、美しい姿勢を保ちましょう。
面接官の目をしっかりと見て話すことが大事です。目を見て話すのが苦手な人は、相手の額からネクタイの結び目までの間に視線を向けて話すと話しやすいでしょう。
面接官が聞き取りやすいように、センテンス毎にひと呼吸を置くなど、ゆっくりと話すことを意識しましょう。ゆっくりと話すことで、気持ちを落ち着かせることにもつながります。また、学生言葉が出ないように、言葉遣いのマナーにも十分気をつけるようにしましょう。
「言葉遣いのマナー」を参考にしよう!
● 多少の失敗は気にしない! | |
面接の際に「敬語に気を遣いすぎて、考えていたことを十分に話せなかった」というのでは逆効果です。多少言葉遣いを間違えても、相手を敬い、丁寧に話すよう心掛けていれば問題ありません。重要なのは、自分の考えをきちんと相手に伝えることです。 |
当日までに面接場所や開始時間、持ち物をチェックし、提出資料があればもう1度読み返しておきましょう。当日は遅刻をしないよう、遅くとも面接開始15分前には到着できるよう余裕を持って行動すること。万一遅れそうな場合には、すぐに採用担当者にその旨を連絡して謝りましょう。また、会社に入る前に携帯電話の電源は切っておきましょう。
受付で挨拶をした後、学校名と名前を告げ、面接のために訪問した旨を簡潔に伝えましょう。会社に足を踏み入れた瞬間から、すでに選考はスタートしています。案内していただいたらお礼を言い、途中で社員の方と会った際には、軽く会釈をしましょう。
名前が呼ばれるまで、順番を待ちます。応募者同士の大きな声でのおしゃべりや、携帯電話を見ることがないよう注意。タバコを吸ったり化粧直しをするのは厳禁です。姿勢を正して静かに自分の順番を待ちましょう。名前を呼ばれたら、必ず「はい」と声に出して返答しましょう。
ドアをノックし、入室を促されてから「失礼いたします」と言って入室します。椅子の横に立ち、大学名・学部学科名・氏名を名乗り「よろしくお願いします」と元気良く挨拶。面接官に勧められてから「失礼いたします」と言って着席しましょう。その際、カバンは足元に置き、背筋を伸ばして座りましょう。
面接官が話している時はあいづちを打つなど、面接官が話しやすいように配慮しましょう。質問に答える時は、目を見てハキハキとした口調で答えることが大事です。集団面接の場合には、他の人の話もしっかり聞くようにしましょう。表情は、口角を上げ明るい表情を保つように。また、自分の話が終わったからといって気が抜けた表情をしてしまうと印象は良くありません。髪をかきあげたり、指先をいじるなどの癖がある人は控えるように注意しましょう。
面接が終了したら、その場で元気よく感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と挨拶をします。ドアの前で再度挨拶をし、静かにドアを閉めて退室。退室しても、建物を出るまでは選考が続いているつもりで、気を抜かないようにしましょう。