社会人としての言葉遣いをマスターしよう。
言葉遣いを完璧にマスターしていなくても、大きなマイナスになることはありません。しかし、きちんとした言葉遣いは社会人として必要なものであり、それを使おうと努力している姿は面接官の印象にも残ります。反対に、学生言葉を多用していると、不快な印象を与えてしまいます。 |
敬語は基本となる3種類に分けられます。
違いをしっかり押さえ、状況に応じて使用するようにしましょう。
目上の人に対し、尊敬の気持ちを表します。相手が行う動作などに対して使用します。
自分の立場を低くすることで、相手への敬意を表します。自分が行う動作などに対して使用します。
相手への敬意を丁寧な言葉で表します。語尾に「です」、「ます」をつけるのが基本です。
敬語を上達させるためには慣れることが大切です。大学の先輩やキャリアセンター(就職課)のスタッフと積極的に話をするなど、敬語を使う機会を増やして慣れておくと良いでしょう。ここでは就職活動でよく使う敬語を紹介します。
● 「話したいことを丁寧に伝える」ことが最も大切! | |
言葉に気を遣うことはとても大切なことです。しかし、言葉遣いばかりを気にして、自分の話したい内容をしっかり伝えられなくなるのは本末転倒。大切なのは相手に敬意を払い、丁寧に話すことです。 |
普段の生活では聞き慣れない表現もあるかもしれませんが、社会人になると必ず使わなければならないものばかりですので、就職活動を機に、覚えるようにしましょう。
敬語とともに身につけたいのが、表現を柔らかくする「クッション言葉」。相手に何かをお願いする際や、断らなければならない時、この言葉を最初に入れると表現が柔らかくなり、印象が良くなります。下にクッション言葉の例を紹介していますので、状況に合わせて使うようにしましょう。
使用例 ※下線部がクッション言葉
・申し訳ございませんが、学校の試験があり、その日程での選考に伺うことができません。
・恐れ入りますが、選考会場名を教えていただけますでしょうか。
その他
・失礼ですが
・ご迷惑でなければ
・さしつかえなければ など・・・
普段何気なく使用している「学生言葉」は、社会人としてマナー違反です。採用担当者や面接官の前で思わず使ってしまうと、印象を悪くしてしまう可能性があります。どのような言葉が学生言葉なのかを知って、就職活動中は使用しないよう心掛けましょう。
NG例 ※下線部が学生言葉
・大学ではサークルのような感じの団体に所属し、一応レギュラーとして全国大会に出場しました。
・まぁ、問題ございません。全然大丈夫です。
・わたしはぁ〜、御社でぇ〜(語尾を伸ばして話す)
その他
・〜っていうか
・〜みたいな
・なんか〜で など・・・