面接でアピールしよう!

面接でいかにアピールできるか、それが就職活動を成功させるポイント!
質問ごとに、しっかりと対策を立てておこう。

質問例) 学生生活で最も力を入れたことは何ですか?

 この質問に対する回答として重要なのは、エピソードを絞り、できるだけ具体的に伝えること。数字や実例を用いることで、エピソードに説得力が増します。また、「その経験から学んだこと」も伝えると、入社してどんな活躍が期待できるかも面接官にイメージしてもらえます。

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アピールしたいエピソードを絞り込む

数字や実例を用いて具体的に伝えると、説得力アップ

何をしたかだけでなく、「その経験から学んだこと」をアピール

point ● 威圧的な面接には
落ち着いて冷静に対応するのが正解。

面接官がわざと威圧的な態度をとったり、答えにくい質問をする圧迫面接。ストレス耐性や志望度を見極めることが目的なので、落ち着いて冷静に対応しましょう。

質問例) あなたの強みを教えてください。

 「自己アピールする」という意味では左ページの質問と似ているように思えますが、質問に対する答えとして、ここでは「強み」の結論を最初に伝えましょう。もちろん、ここでもエピソードを交えて話さなくてはいけません。また「その強みを仕事にどう活かすか」を伝えることも重要なポイントです。

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自分の強みを最初に伝えてアピールポイントを明確に

根拠となるエピソードや実例を伝えよう

自分の強みを仕事にどのように活かしたいのかを伝えよう

質問例) 志望動機を教えてください。

 企業研究をしっかり行っているかが問われる質問です。この質問で重要なのは、「なぜこの企業で働きたいのか?」をしっかりと説明すること。業界に対する志望動機だけになってしまうと、「同じ業界なら他社でも良いのでは?」と思われてしまいます。また、入社後にどんな仕事がしたいのかを伝えることで、面接官に具体的な入社後のイメージを持ってもらえます。

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なぜこの企業なのか、を明確に

より具体的な志望動機を話し、ここで働きたい!という意思をアピール

入社後どんな仕事をしたいのか伝えよう

point ● エントリーシートの「読み上げ」にならないように。

面接官はエントリーシートに目を通した上で質問しています。エントリーシートに書いていたとおり暗記して、読み上げるような回答ではなく、本当に伝えたいことを自分自身の言葉でしっかりと話すという気持ちで臨みましょう。

面接官に評価してもらいやすい答え方

 面接官は、面接後に応募者を評価し、次の面接に進ませるかどうかを責任を持って評価します。重要な点は、「この人なら我が社に貢献してくれそう」「入社させたい」と感じてもらうことです。自分の気持ちや思いを正しく理解してもらうためにも、面接官に評価してもらいやすい答え方を心掛けましょう。

 答え方のポイントとしては、「結論だけでなく目的や理由も合わせて伝える」ということです。いざ面接の場になると、どうしても質問に対する結論だけを答えてしまいがちです。どのような目的をもって取り組んだのか、どういう理由でそうしたのかなども合わせて伝えることができれば、より効果的です。

さまざまな質問を想定しておこう

 面接では、さまざまな質問が投げかけられます。予想もしなかった質問をされることもあるでしょう。どんな質問にも、焦らず落ち着いて対応することが重要です。もし事前に答えを準備していなかった質問をされた場合は、「この質問から企業は何を知りたいのか」と面接官の立場になって考えてみましょう。重要なのは質問の意図を読み取ること。見当違いの回答をしてしまわないよう気をつけましょう。

 どうしても答えが分からず即答できない場合は、「すみません、今は勉強不足でわかりませんが、次回のチャンスをいただけるのであれば、自分の考えをまとめてきます」などと答えましょう。また、質問の意図が理解できない場合は、「質問の内容は○○という理解でよろしいでしょうか?」と必ず確認しましょう。黙り込んでしまったり、曖昧なまま適当に答えることは、最も避けなければいけません。

質問例

● 自分の短所を話してください。

● 配属先が希望と違う場合でも構いませんか?

● 他社も受けていると思いますが、弊社は何番目ですか?

● 最近印象に残ったニュースは何ですか?

● あなたを漢字1文字で表すと?

● あなたが最も幸せを感じた瞬間は? など・・・

※面接後は「面接 振り返りシート」を活用しましょう。質問内容と自分の回答を記録し振り返ることで、次回からの面接に活かすことができます。

熱意をもって面接に臨もう

 面接官は何百人、何千人もの学生の面接を担当して来た採用のプロです。その人から投げかけられる質問に、的確に答えて、何回もの選考に残っていくためには、単なる面接テクニックだけでは通用しません。企業にとって面接とはなにか、その意味を十分に理解した上で、自分がその会社の発展にきっと役立てることを熱意をもって面接担当者に正しく伝えること、これを心構えとして面接に臨んでください。