Lesson.26 面接形式と評価のポイント

面接試験の形式を知り、それぞれの形式に応じた対応策を立てておこう!

面接形式によって異なる評価のポイント

 面接試験にはさまざまな形式があり、代表的なものとして「集団面接」、「個人面接」、「グループディスカッション(グループワーク)」、「プレゼンテーション面接」などが挙げられます。それぞれの形式により評価のポイントが異なりますので、面接試験に進むことができた企業については、どのような形式の面接試験が行われるかを事前に確認し、その形式に応じた対応策を立てておきましょう。

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集団面接

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 複数の学生が1人あるいは複数の面接官と面接を行う、1次面接など選考の序盤に行われることの多い面接形式です。

ポイント

 複数の学生の中、自分自身の言葉やエピソードで自分らしさをアピールできるかといった自主性や表現力、コミュニケーション能力などがチェックされます。一人ひとりに与えられる時間が短いので、質問の意図をつかみ、的確かつ簡潔に話すよう心掛けましょう。また他の学生が答えている間の態度もチェックされるので、自分の順番が終わった後も気を抜かないように注意しましょう。

point ● 試されているのはコミュニケーション能力。堂々と自分の魅力を伝えよう。

面接試験の形式によって評価のポイントは違っても、結局は自己PRや志望動機を企業に伝える場であり、コミュニケーション能力が試されていることに変わりはありません。自信を持って堂々と自分の魅力を伝えましょう!

個人面接

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 学生と面接官が1対1、あるいは学生1人と面接官複数で行う面接形式です。主に2次や3次面接など選考の中盤以降で行われます。

ポイント

 面接官は質問の受け答えを通して、人柄や志望度合い、能力や適性などを判断しています。集団面接よりも掘り下げた質問内容が多く、さまざまな角度から質問をされるので、具体的な内容で回答するよう心掛けましょう。個人面接は学生にとって熱意をアピールする絶好のチャンス!質問者の目を見て、一つひとつの質問に落ち着いて答えましょう。退室後も気を抜かないように注意!

グループディスカッション( グループワーク)

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 学生数人で、決められたテーマに関する議論や作業を行い、面接官がその様子をチェックする面接形式です。

ポイント

 協調性、性格、知識や考え方などがチェックされます。話を進めるリーダー役や話を整理する書記役など、話し合いを進めるために自分が何をしなければならないかを意識し、行動することが大切。チームワークを重視し、議論を展開させることがポイントです。

プレゼンテーション面接

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 あらかじめ用意されたテーマに沿って、決められた時間内で自分の意見や企画を面接官の前で発表する面接形式です。

ポイント

 相手を納得させるために、自分の意見や企画について筋道を立てて説明することが求められます。論理的な思考能力や幅広い見識が評価のポイントです。発表後には面接官からプレゼンテーションの内容について質問されることもあるので、準備は入念に行いましょう!