自己分析から「自己PR」へ(例)

今までの流れを踏まえて、実際に自己分析から自己PRの例を見てみよう!

自己分析をする(過去の振り返り~将来を考える)

 ※下記の例を参考に、「自己分析 振り返りシート」を使ってエピソードを書き出していきましょう!

 (例) Aさん(男性)の場合

過去の自分を知る

POINT 1

 特に熱心に取り組んだことや苦労を乗りこえたことなどを重点的に振り返る

POINT 2

 1つのエピソードを、数字や実例などを用いて具体的に掘り下げる


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長所や短所を知る

POINT

 根拠となる具体的なエピソードも交えて、長所と短所を書き出す


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将来を考える

POINT

 自分が大切にしたい働き方、プライベートの過ごし方を書き出す


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point ● アピールするエピソードは複数用意しよう!

1つのエピソードだけで、その人を判断するのは困難です。採用担当者はさまざまな質問を投げかけ、あらゆる角度から「どんな能力があるのか」を知ろうとします。説得性を出すためにも、アピールできるエピソードはいくつか準備しておくと良いでしょう。

アピールすることを決め、3ステップで組み立てる

POINT

 最も自信のあるエピソードを選んだら、3ステップで文章に仕上げていこう!


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できるだけ具体的に伝え、説得力のある文章に仕上げる

例)学生時代に打ち込んだこと

 私は居酒屋でのアルバイトに打ち込みました。大学1年生の時から3年間、居酒屋のスタッフとしてアルバイトをしています。働き始めて半年ほど経ってから、仲間が次々と辞めてしまう事態が起こりました。理由を聞いてみると、「連絡のミスが多い」「仕事の効率が悪くて疲れる」「疑問点を誰に聞けば良いのか分からない」といったことが原因でした。

 私は、オープン当初から働いていたメンバーとして、お客様への対応に手一杯になり、後に入ってきたメンバーへの配慮ができていないことに気づきました。「これではいけない!」と思い立ち、すぐに残ったメンバーを集めて、一人ひとりの意見を聞いていきました。始めは面倒くさそうに参加していた人も、次第に意見を述べてくれるようになり、みんなで課題を洗い出しました。その結果、「連絡事項や情報を共有する場」と「疑問点を尋ねる時間」が必要だという結論に達し、仕事終わりのミーティングを店長に提案。それが採用され、その結果、「こうすると、作業がスムーズに進む」といった話し合いができるようになり、次第に仲間の不満もなくなっていきました。また、月に1回は飲み会を開き、仲間とのコミュニケーションを図るようにもしています。

 これから仕事をする上で、困難な課題が生じても、率先して解決に向けて取り組み、問題を解決していきたいと思います。