集団指導とグループ指導と個別指導の違いについて

塾を、指導する形態別に分類すると「集団指導型」「グループ指導型」と、「個別指導型」にわかれます。
塾講師未経験・新入生には、個別指導型が人気で、その後集団指導型にステップアップする人も多いようです。
（塾によって、違う形式をとっている場合もあります）

「集団指導型」＝10名以上の大人数に一斉講義をするタイプ

集団指導型の塾講師にまず求められることは「大勢の人前でもあがらない」こと。また、多くの生徒に理解してもらうためのプレゼン力も求められます。集団指導型の塾は、難関レベル～中堅レベルの受験を目指す生徒が通うため、学力はもちろん、受験や勉強のテクニックなどのノウハウを多く持っていることも重視されます。
このように、塾講師アルバイトの中でも求められるレベルが高いため、給与も高く設定されており、長年続ける大学生も多いようです。

「グループ指導型」＝5名前後に少人数に一斉講義するタイプ

グループ指導型の塾講師に求められることは、プレゼン力と複数の生徒の状況をその場で把握し対応する力です。ただ良い
講義をするだけではなく、生徒全員の理解度を常に把握し、学習に遅れる生徒を出さないような対応が求められます。受験
のテクニックを教えるというよりは、いかに教科・問題の解き方をわかりやすく教えながら、楽しさも教えられる講師が必
要とされています。

「個別指導型」＝１～２、３名に対し個別に指導するタイプ

個別指導型の塾講師は、生徒１人ひとりの学力を把握し、学習計画を考え・作ることが求められます。そのため、生徒の課
題や弱点を引き出すコミュニケーション力が重視されます。通う生徒には、特定の教科が苦手だったり、勉強自体きらいな
人も多いため、それを克服するためにモチベーションをあげる工夫をする必要があります。ですので学力だけでなく、人と
対話ができる人材が求められています。